大原孝治さんのスピード経営能力

経営を成功させるためには保守的な考え方を持たずにどんどん攻めの経営をすること、そして自分たちが進んでいる道が間違っているのではないかと判断したのであれば素早く軌道修正することが肝心になります。大手企業の経営者ともなれば保守的な経営判断をしてしまいがちですし、間違った判断をしてしまった場合でも容易に軌道修正をしようとしないため、経営が失敗してしまうことがよくあります。現在日本で最も勢いのある会社であるドン・キホーテグループのトップである大原孝治さんはスピードのある判断ができ、攻めの姿勢も貫いているためここまでドン・キホーテが成長できたのだと考えられます。

ドン・キホーテといえば独自に4kテレビを開発して大ヒットしたというニュースが記憶に新しいですが、これは大原孝治さんの攻めの姿勢がよくあらわれています。安価な4kテレビの開発はどの会社もまだ行なっていませんでしたし、当然失敗のリスクも高かったわけですが、失敗を恐れずに攻めの姿勢を貫いたことでこのヒット商品が生まれたのです。一方でドン・キホーテは2017年にわずか8ヶ月で新規出店した店舗を閉店させるという経営判断も下しています。これも大原孝治さんの高い軌道修正能力が垣間見えた判断であり、自分が間違っているとわかったら素早い対応をしてダメージを最小限に抑えることに成功しています。

攻めの姿勢と素早い対応ができる経営者がトップに座ることでその企業は高確率で成功すると言っても過言ではないでしょう。